熟成させた日本酒と燗酒@たかはし

京都市内の日本酒バーとして名前が挙がるひとつ。日本酒の品揃えは、ある程度は絞ってある感じで約20種類ほど。

比較的しっかりした味わいのものが多く、軽めのものもいくつか入れてあるといった印象です。

たかはし

京都市下京区高倉通四条下ル東側、京阪ビル2階
(雑居ビルの入口の上部に「京阪ビル」と書かれてあります)

蕎麦

仕事で京都に来た際、電話をくれる知人は、接待の後だからいつも遅くて、先日は夕食直後かという時間帯でしたので、久しぶりに顔を合わせました。

その待ち合わせ場所だったのが、たかはしさん。

向かったらすでに到着どころか、約束の1時間ほど前から飲んでいて、「仕上げや」と言いつつ、お蕎麦を食べているところでした。

最近、ひとりならこちらで日本酒を飲むようになったらしく、「ええ店やろ」と自慢されましたが、ここは引いて「そうやね」と言っておきました(笑)

燗酒の飲み比べ

知人から「さっき着いたところなんだけど」と連絡があり、たまたま近くにいたので急いで向かう。

カウンターには、お客さんがひとりだけで、こんな夜もあるんだなと思っていたら、日本酒バーとしては時間帯が早かったのでしょうね、その後はバタバタと席が埋まっていきました。

そして、知人は燗酒のおすすめを飲み比べているところで、自分用にもお猪口を並べてもらう。水を口に含んで洗い流しながら、こうして試してみると違いがはっきりと分かりますね。

秋口になると出回る“ひやおろし”

ひやおろしとは、蔵で寝かせて夏を越した、秋口に出回る日本酒のことで、新酒と比べ、口当たりが滑らかで、ややとろっとした酒質になることも。

たかはしさんでは、さらに寝かせたもの(年単位、その中には5年超もあり、熟成酒と呼ばれる)が置いてあり、これは新酒にはつきものの“口当たりの粗さ”や“渋みなどの雑味”が完全になくなっています。

また、やや褐色になっていたり、とろっとしているのは、寝かせた場合の特徴で、状態によっては燗酒にすることで、さらに旨味や香りが立つことがあります。

熟成酒の燗

定番と入れ替えで、銘柄としては常時20種類あまりというのは変わりなく。

以前ほどの説明は不要だということでしたから、熟成酒を燗にして味わうのも定着した様子。

珍味をアテに日本酒を飲むを、気取ることなくできるお店ですね。

熟成した日本酒も

その中には熟成させた、やや黄色みがかった日本酒(古酒というほどではないはず)もあり、まったりと、深みのある香りが口いっぱいに広がります。

燗酒にしても、酒質とそれに適した温度というものがあるのでしょうね、このあたりを会話から、あるいは相談したりしながら口に合う銘柄を探してみてください。

酒の肴

お料理は和食でいうところの“強肴”のような、酒のアテがこれも20種類ほど用意されていて、その中でも鴨みそは人気があるように思いますし、あとは蕎麦も。

ご主人の人柄と、隠れ家的な雰囲気とも相まって、平日でも混み合っている時がありますね。


※2012.2.8記載「京都・四条烏丸の日本酒バー:たかはしさんで熟成させた日本酒を

木と土壁のすっきりした店内は、一升瓶が整然と並んでいることもあって、入った瞬間から日本酒バーという雰囲気が感じ取れると思います。

その感じに、初めてだと気後れするかも知れませんが、分からなければ、訊くと丁寧に説明してくださいますし、そんな心配は無用です。

お蕎麦も

お蕎麦があるだけで、酒の肴と言われるようなおつまみしかなく、食事をしたあとで向かうのがいいですね。

しっかり熟成させた日本酒を飲むことができますよ、おすすめです。

地図Googleマップ

大丸京都店の向かい、ルイヴィトンの横を南へ進んで一筋目の綾小路通の手前です。出入口の上に京阪ビルと書かれてあるくらいで、目印がなくて分かりづらいかも。

地下道だと15番が最寄り、四条烏丸から10分かかりません。すぐ近く(綾小路通高倉南西角)には以前に紹介した「にこみ 鈴や」さんがあります。

じっくり味わってみて

熟成させた日本酒と古酒:日本酒は20種類ほどでしょうか、定番のようなものもありますが、入れ替わりつつ、味わいや香りなどの個性を楽しむことができ、幅広い品揃えという印象です。その中には10年くらい経っている古酒も。

にごり酒も:熟成させたものだけじゃなく、わりと新しいものもあって、それでもしっかりした味わいのものを選んでおられるような感じです。にごり酒のほか、燗酒もあります。

酒の肴:鴨みそは甘めですが、日本酒によく合いますよ。鯖のきずしやぬた、冷や奴に汲み上げ湯葉など。にしんの昆布巻きもおいしかったな〜

蕎麦:ご主人の手打ちということで、少ない量でも注文できます。よく冷やされ、きりっとした口当たりで、飲んだあとにこれがまたおいしいんです。

味わい深く

お酒屋さんにお勤めだったそうで、自ら選んだ日本酒を出す空間を作ったといった感じがします。それは、有名な銘柄ばかりがあるわけでもなく、わりと手頃な価格のものであっても味が乗っていれば出すし、純米酒あたりでもいいものがあれば置く、と。

今でこそ、熟成させたものや古酒が注目されることもありますが、それでもまだまだ新酒だとか、名の通った銘柄や純米大吟醸などの高級酒が取り上げられることが多いですから、お店では味わいや香りについて、それになぜ選んだのかなど、丁寧に説明されています。

日本酒バーもいいものですね

クラシックをBGMに、一升瓶から蕎麦猪口に注がれる日本酒は、味わい深く、また香り高いもので、日本酒のことを詳しく知らなくとも、おいしいな、香りがいいなって感じで気取ることなく楽しめばいいというのが、たかはしさんの雰囲気だと思います。

帰る前の一時間ほど立ち寄って、日本酒を味わってみて下さいね。