牛もつ煮込み@[移転]にこみ鈴や
京都市内では珍しい牛もつ煮込みが、アンティークの器に盛られて出てきます。繁盛店となった今は、夕方の早い時間に行かないと、平日でもすぐには入れなくなりました。
※現在は、下京区綾小路通高倉南西角から移転して新店舗で営業されています。
- Address
- 京都市中京区姉小路通新町東入ル南側
(地下鉄・烏丸御池駅から5分くらい) - Information
おでんの季節になりましたね〜
こんな書き出しのメールが届きました。底冷えする京都ですから、なおさら、そう思いますね。
※おでんの具材は、その日によって違います
それと、もうひとつのお目当てが「黒毛和牛はらみの塩焼き」なんだそうで、「本わさびがいい感じ」とも。
久しぶりに行ってみたくなりました!
空席には理由があって
読者さんから「移転後から、ちょくちょく行くようになりました」とのメールあり。
先日、たまたま前を通ったので覗いてみたら、入れそうだったから、食事したところだったけれど、入ってみたんですね。
空席があるのもそのはずで、あらかた売れてしまっていたわけです。
すぐ近くの席で、日本酒の1合瓶を並べて飲んでいるお客さんがいらっしゃって、「これだと量が分かるから」ということなんだそうです。
普段とは違って、まったりした雰囲気だからこそ、こんな会話もできるってものですね。
移転後の様子
こちらも読者さんから「新しいお店の方が好きです」とのメールあり。
カウンターや壁の一部は新調されていますが、外観を含めて元の状態で使われていて、なんだかずっとそこにあったような感じですし、強いて言えば、すっきりしたかも。
「串焼きを必ず注文します」とも書かれてありました。
移転
古い京町屋を改装してあり、造作そのものは新しくなっていますが、雰囲気が以前とどこか似ていて、あの暖簾もそのまま。
そして、もつ煮込みはもちろんのこと、メニューが特に何か変わったということもありませんし、ハラミの炭焼きが立て続けに注文されるあたり、旧店舗の頃からのお客さんも多いようですね。
以下、旧店舗(下京区綾小路通高倉南西角)でのレビュー
移転するかも
もつ味噌煮込みやおでんが名物と、雑誌などで紹介されること多々。そのため、暖簾がかかる時間から席が埋まっていきます。
この日も入れ替わり立ち替わりといった状態で、注文にも慣れた感じでしたね。それから、移転先を探しておられるようですから、正式に決まったらまた改めて。
ミノおろしポン酢
10席ほどのカウンターに、入れ替わり立ち替わりというのは毎度のこと。
モツの味噌煮は当然として、最近では和牛ハラミの炭火焼き(これは確かに火の入れ方がちょうどいい)それに夏場でも、おでんがよく出るとのことでしたよ。
炭火焼きだと他に、牛頬肉や上タン(タンモト)もおすすめ。
この日は、ミノおろしポン酢がおいしかったですね。
大鍋に牛もつの煮込み
わりと大振りに切られたもつは大鍋で煮込まれ、味噌仕立てということもあって、からしがよく合いますね。煮込みはほかに、すじ肉とこんにゃくを醤油で味付けしたものがあり、冬場にはおでんも。
一品料理は、牛肉(タンやハラミなど)と野菜を炭火焼きで、ミノやセンマイは湯引きにして、ポン酢で和えたり、生姜醤油が添えられます。
カレーが人気に
メニューはそれほど多くありませんし、外で待っているお客さんもいますから、煮込みと日替わりの料理からいくつかと、最後にカレー(小)を注文して約1時間くらいという感じ。
そうだ、ポテトサラダが人気ですね、それと蒸し豚も。
※2013.5.15記載「京都・四条烏丸でちょい飲み:にこみ 鈴やさんで、牛もつの味噌煮込みを」
一時期の、常に予約で一杯ということは減り、飛び込みでも席に着くことができるようになりました。どうも、雑誌そのほかで紹介されることが重なったためらしい。
もつ煮込みや湯引きのミノ、ポテトサラダなどの定番ものと、その日のおすすめが黒板に書かれてあって、今や名物のカレーは大中小あり。
地図:Google Maps
焼き物は炭火で炙られて出てきます。それと、飲み物はビールに日本酒、焼酎、梅酒、チューハイ、ハイボール。
どうしても混み合う時間帯というのがありますから、開店直後か、前もって予約を。
おすすめは、牛もつの味噌煮込み
見た目の印象よりは、それほど味が濃いというわけではなく、山盛りの葱と芥子が添えられています。器に煮汁がたくさん入っていなくとも、噛むほどに旨味を感じるということは、具材そのものにしっかりと含んでいるってことなんでしょうね。台の上には七味も。
定番ものだと、ポン酢で味付けした湯引きのミノとポテトサラダ、それに薄味のおでん、カレーもよく注文されていますね。日替わりは、すぐ出てくる一品と、牛肉や野菜の炭火焼きで合わせて10品ほど。
飛び込みなら早い時間帯に
元々、ちょい飲みで利用する感じの、長居するようなお店じゃないんですが、黒板にはあれこれ注文したくなる一品が並んでいますし、待っているお客さんもいたりするから、これが悩ましいところ。
行くなら早い時間帯ですから味わいも違うのでしょうけれど、もっと遅いと煮込みの火の入り方も進むみたいですね。生っぽいものは、湯引きのミノと、日替わりということになっているものの、いつもあるような感じのセンマイ。
炭火焼きも人気のメニューに
炭火焼きは、ハラミとタン、それに青唐や万願寺、それときのこ類。ふと思ったのは、黒板の日替わりは、常に入れ替わっているというよりも、入荷がなければ抜いて、たまに何か入ったりと、半分くらい定番かも知れません。
席数は10ほどですし、空いていても予約席ということもあって、それでも早い時間帯に行くと、「まだ少し早いので1時間弱なら座ってもらえますよ」って感じで入れてもらえることがあります。
それと、女性ひとりのお客さんもわりとよく見かけますね。
※2010.10.6記載「京都・四条烏丸の牛モツ料理店:にこみ 鈴やさんで、モツの煮込みを」
大丸のすぐ近く、四条烏丸から10分かからないくらいで、オープンからさほど時間が経っていないのに、独特の雰囲気が漂っています。
ひとりでふらりと立ち寄りたい
まずは上ミノの湯引きとビールで乾杯し、モツの味噌煮込みとあっさりすじこんにゃくをもらいました。
どちらも大鍋で煮込まれていて、好みとしては醤油味の“すじこん”かな。とろっとした口当たりで、ビールとよく合います。
ポテトサラダ
こちらは日替わりになりますが、牛ほほ肉や和牛ハラミの炭火焼がおいしくて、生レバーやモツ焼きもあり、その他に変わり冷や奴などの一品も。
なんでもポテトサラダが人気だとかで他のお客さんの前にも置いてあったし、きゅうりの浅漬けを合間にはさみつつ、ちょい飲みにいい一軒ですよ。
早くも人気店に
これといって目印がないのですが、元は理髪店という古びた平屋建てに白いのれんがかかっていて、角地にあるので、それほど迷わないと思います。
こちらは、姉小路通御幸町のアンティークショップ「ANTIQUE belle(アンティーク・ベル)」の系列ということで、味のある食器が使われていて、お店の雰囲気によく合っています。
開店するから満席に
L字型のカウンターのみ、大鍋が2つと焼き台が配置された店内は、外観も含めて、ずっと前からそこにあったように馴染んでいて、牛モツ料理店らしい感じ。
午後4時に開店して6時あたりから満席になりますし、それから入れ替わりはありますが、どうしても入れない場合があるようなので、早くも人気になっている様子です。