前菜盛り合わせ@ワインとおばんざい lshlshl ルシュルシュル

ジャンルでいうと、イタリアンバールになるんでしょうね、一皿目はいつも盛り合わせにしてもらうのですが、好評だという鶏肝のワイン煮は、確かにおいしいのです。

勢いがついたところで、おすすめを聞いて注文するのは、時に馬肉だったり、雲丹だったり、その日だけの素材が用意されていることがよくあるから。

Address
京都市中京区麸屋町通二条下ル東側、第二ふや町ビル1階
(地下鉄・京都市役所前駅から10分くらい)
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テッリーナ・ディ・チョコラート

「仕事が終わったらおいでよ」と誘ってもらい、夕食にしてはやや遅い時間にに駆けつける。

つきだしっぽく出してもらった茹でたまごのアンチョビ添え、揚げナスのカポナータで、食欲に勢いがつく。

それから、今季初のホワイトアスパラ。噛んだ時に感じる甘さ、その後のほろ苦さは、やはりたまりませんね。

どうしても食べたかったボロネーゼのパスタも、濃厚で旨し。

次のお店に移動している途中に、「さっきのチョコレートブラウニー、おいしかった」と言うと、「あれは、テッリーナ・ディ・チョコラートって言うんや」と返ってきて、ケーキと生チョコを混ぜ合わせたような、まったりした口当たりのデザートでしたよ。

鴨のラグー

この日は、夕食には遅いといった時間に。

引けた後ということで空席が多くて、それでも女性ひとりとか、仕事が長引いて今から食事という方など、だんだん埋まっていきます。

2軒目だったので、何か軽くと思っていたものの、店内に漂う香りに釣られてしまい、鴨のラグーを。

ラグーは煮込み料理のことで、スパイスの効いたミートソースと言ったらいいのか、幅広のパスタ「パッパルデッレ」と和えられて出てきました。

ソース類は、手間暇かけて煮込まれてあり、どれも濃厚なんですが、しっかりとした赤ワインが多いので、それを受け止めるためなんでしょうね。

上ナポリタン

女性ひとりのお客さんが、ふらりと立ち寄る姿をたびたび見かけるのは、気取らない雰囲気だからかも。(奥さんが調理、旦那さんがサービス担当)

前菜の盛り合わせは、何か珍しいものが並んでいるわけではないけれど、味わいにメリハリがあって、スパークリングワインにぴったりな感じ。

定番で、今や看板とも言っていいはずの「上ナポリタン」は、強めに燻製されたベーコンと濃厚なトマトソースの組み合わせ。

お皿に残ったソースは、バゲットでどうぞ。

白ワイン

何種類かのグラスワインが用意されていて、銘柄が決まっているわけではなく、わりと入れ替わっていると思うんですね。

それで、特に白ワイン(スパークリングワインも含めて)がいい。

しっかりした味わいのものを選ばれているような気がするのは、お料理との相性を考えてのことだろうし、最後まで通してもOKな感じなんですよ。

読者さんから

前々回のメルマガの「京都の穴場グルメ、女性おひとりさま。」で紹介したところ、読者さんから「行ってきました!良かったです!」とメールが届きました。

席の配置がゆったりとしていますから、混んできてもさほど気にならないあたりは、女性ひとりで来店する際のポイントのようで、「これからも行きます」とも書かれてありましたよ。

前菜の盛り合わせ

ちょっと飲み足りないということで、それならと案内しました。

色鮮やかな上に整然と並んだお料理を繁々と眺め、「これに合うワインを」とオーダーしたら、5本も出てきて、「こんなに飲めへん」と言うものだから、お店の方も思わず笑っていらっしゃった。

イタリアンワインはグラスでも提供されていますから、あとはバゲットで、ちょい飲みなら十分。

女性のシェフでオープンキッチンということもあって、女性ひとりのお客さんも見かけますよ。

ちなみに屋号は、イタリア語で「キラキラ」の意とのこと。

ナポリタン

最近、ナポリタンが人気だと聞いて向かったわけなのですが、何かつまもうと、黒板の日替わりをみて、迷うこと迷うこと(笑)

結局、またもや前菜を盛り合わせ(だいたい8種類くらい)にしてもらって、その感じから、これとグラスワインといった利用もいいですね。

ナポリタンは濃厚で甘めのソースでしたから、好みの分かれるところかなと思いました。

鴨のラグーソース

初夏にイタリアへ行ってこられたとのこと。

スタイリッシュな雰囲気だし、やや堅いとも言えるサービスだったのが、適度に“力が抜けた”感じがする、今のほうが断然いいと思うのです。

このところのことを思い出してみると、全体的にソースがおいしくて、パスタなら、鴨のラグーソースや大人のナポリタンが良かったな〜

お料理やワインの説明は丁寧で分かりやすく、このあたりは以前と変わりありません。

多彩な前菜を楽しみに

メニューとしては前菜が多数と、メインにパスタとリゾット、コンフィ、デザートの構成で、このあたりはオープンから変わっておらず、その内容がますます充実してきた感じ。

お目当ての前菜は、日替わりを含むので、何が用意されているのか、いつも楽しみだし、ワインとの相性もよく、ゆえに皿数を重ねてメインにたどり着くことなく満腹になること多し(笑)

女性ひとりでもぜひ

それに加えてトリッパやコンフィ、クリーム系のパスタやリゾットなどなど、本場さながらの料理に、ワインも泡から赤白、もちろんデザートやエスプレッソも。

グループで食事を楽しむも良し、一人で行って、お店の人と話しながら過ごすも良しと、ついつい長居してしまう素敵な空間ですから、覚えておくといい一軒だと思いますよ。